営業における成果の出し方【クロージング】

今回はクロージングについて書きます。

 

営業においてクロージングとは、いよいよお客さんに買うかどうかを決めてもらう最後のパートとなります。

 

お客さんのエネルギーを最大限に高め、決断をしてもらう。

買うのか買わないのか。

 

クロージングも最後の締めとしてとても重要なのですが、勝負はここまででほぼ決まってます。

 

僕のメンターはクロージングかけるまでもなくお客さんが「やりたい!」って言ってるので本当に不思議なものです笑

 

そのあたりはシーディングっていう細かいテクニックもあるのですが、そこは応用になってくるので今回はそれについては書きません。

 

⚫︎クロージングとは

改めて、クロージングとは営業において最後のパートであり、お客さんに最終決断をしてもらいます。

営業という1つの物語が終わりを迎えるときです。

 

先ほども言いましたがクロージングの時点でお客さんはどうするかを決めているので、ここで頑張る必要はありません。

最後はぶっちゃけやるかどうかの意志確認をするだけです。

 

ただ、お客さん全員がやるやらないではっきりしているわけではありません。

 

なのでそのような場合はクロージングでも少し工夫する必要があります。

 

⚫︎クロージングで考えること

僕はクロージングをする際に、お客さんを下記のように分けてます。

 

・やる気度85〜100→そのまま契約。もしお客さんからなにか言われるとしても「本当に大丈夫ですか?」とか商品についての確認くらいです。

 

・やる気度65〜85→この層はやることは決めているが、背中を押して欲しいと思っていたりもします。

なので、まず「なぜやろうと思うのか?」「どう変わっていきたいのか?」のように相手の根底にある欲求を再度出させていきます。で、相手が言ってきたこちらに都合の良い言葉にはとにかく乗ってあげます。信念を変えたら報酬をあげるのと一緒。とにかく持ち上げてあげる。

不安を行ってきたら全てリフレーミングしてあげましょう。

「可能性感じてないと不安になんてなりませんよ。明日佐藤健に振られたらどうしようって心配して生きてますか?生きてないですよね。なぜなら振られるステージにすらいないからです。好きだったらごめんなさいね笑」みたいな感じです。

あと、「みんな同じことを言います笑 逆に不安とか踏み出すときにハードルを感じないのってけっこう危険なんですよね。何も感じてない分踏み出しても頑張ろうってならないんですよ」とか。

 

・やる気度50〜65→難しい層ですね。疑っていたりとな、まだ納得できてないこともありそうです。この層の扱いが実は1番重要で、この層に対して機能的価値で攻める人が実はめちゃくちゃ多いのですが、実際は確度がまだ怪しい人ほど感情的価値で攻めた方がいいです。多くの営業マンは焦ると「こういうことが学べるんです」「これくらいのコンテンツ量でして」みたいに機能で押そうとします。こういう時こそ商品説明のときに書いた通り「相手ごと」で相手のベネフィット伝えまくって訴求しましょう。マーケやっている方ならわかると思いますが、機能に価値はないんです。

超ハイスペックの空気清浄機とか掃除機がそんなに売れずに、シンプルなものほど売れてたりします。

機能に価値はないという前提が持てれば、訴求も上手になってくるでしょう。

 

機能自体に価値はないですが、相手が前向きになってるときは大きな価値を発揮します。

というのも、人間は感情で決めて論理で正当化する生き物なのです。

どんなに機能を重視してそうな人でも「それを使ってる俺」というのを1番に考えているものです。

つまり、感情的価値で相手の心が動いたら、今度は機能という論理で正当化してあげましょう。

その順番でしたら機能は大きな役割を果たしてくれます。

 

※やる気度が50以下の人は保留にして丁寧にアフターフォローしたりして確度をあげていきましょう。

その場でクロージングしないことです。

 

⚫︎クロージングの際の注意点

クロージングは相手のエネルギーがものすごく上がっていますし、緊張感が高まってます。

なので、こちらはリラックスしましょう。

緊張する気持ちも死ぬほどわかりますが、こちらも緊張しているのが見えるとお客さんが逆に安心してしまい、余裕を持ってしまう。下手したら「今じゃなくてもいっかなー」となってしまう。

なので落ち着いてお客さんを見てあげましょう。

不安がないか、疑問点はないか?

そして、自信を持って背中を押してあげましょう。

「大丈夫、できます」という言葉と、そう思える理由。

また、やると決める場合は新しい信念を手に入れたことになります。

褒めまくって歓迎してあげましょう。

 

上手いことが言えないとかなら何も言わない方がいいです。

お客さんもすごく繊細になってますし1番不安な場面でもあるので、そのせいで「やっぱ考えたい!」となるととてももったいないので、自信がない場合はとにかく「マイナスを出さない」に徹しましょう!

 

というわけで、営業における成果の出した方について記載をしました。

 

今までの内容をしっかり自分の中に落とし込むだけでも、成果は大きく変わることでしょう。

 

次回からは少し抽象的な話をしていきます。

人生で成功を手に入れる「核」となる思考です。

とても複雑で抽象度の高い話になるので、何回も見て落とし込んでください。

 

今回は以上です。

営業における成果の出し方【教育】

今回は番外編、「教育」について話します。

 

ヒアリング→商品説明→クロージング

 

これが営業の基本的な流れとなりますが、成約率を上げるためには要所で「教育」という行為をしていく必要があります。

 

では、教育とはなんでしょか?

 

⚫︎教育って?

マーケティングでいうと教育とは「 顧客が購入するまでに、商品やサービスをよく知ってもらい、検討、納得してもらうための施策」となります。

悪く言えば洗脳になります。

 

つまり、お客さんにこちらの意見を受け入れさせて考え方を変えていくことです。

 

・自分でやる→人に教わらないと成長はしない

・お金をかけたくない→無料で変われるなら今頃成功してるでしょ

・時間がない→エネルギー不足なだけ!孫正義の方があなたより忙しいけど結果は出てます

など

 

もちろんこんなストレートには言わないですが簡単に言うと上記のような感じ。

相手が持ってる価値観でこちらに都合の悪いものを書き換えていくイメージです。

もしくは、相手がうっすら認識していたこちらにとって都合の良い価値観を確信に変えさせていくのも教育です。

要はこちらにとって都合よく考えてもらうように誘導するんです。

信念を変えさせるとも言えるでしょう。

 

これを、営業の中でやっていく必要があります。

 

⚫︎教育をかける際の注意点

教育は成約率をあげるうえで非常に大事ですが、ラポールがない状態だと教育をしようとしても上手くいかないどころか、反感を買います。

「何言ってんだこいつ」となります。

 

全く関係値のない営業マンAさんに「あなたの営業課題はお客さんに対する教育不足ですね。教育まじで大事なのでできるようにしたほうがいいです!そうすれば格段に成約率良くなります!」とか言われたらどうでしょうか?

普通にイライラすると思います笑

逆に自分が教えてもらってるメンターに同じこと言われたらどうでしょうか?

「そうか、教育大事なのか。しっかり勉強しよ!」ってなるわけです。

教育ほど「誰が言うか」はすごい大事です。

 

⚫︎教育でラポールが深まる

実は、教育は上手くいくとラポールが深まります。

というのも、ラポール形成のときに話した「共通点」と「相違点」を覚えてますか?

 

・共通点(教育したい価値感がすでに相手に入ってる場合)

→この人は自分の同じ考え方で成功されてる。自分もこの人についていけば成功できる。

 

・相違点(教育したい価値感が相手にない場合)

→なるほど、こういう価値観だから成功されてるのか。自分にも必要な考え方だな。

 

教育によって、価値観に共通点がある場合はより共感を、相違点がある場合は尊敬を得れます。

ラポールがあるのが前提ですが。

 

⚫︎具体的な教育のかけ方

具体的な教育のかけ方は以下のステップです。

 

・相手の現状の価値観や考え方(以下信念と呼ぶ)を受け入れる

・その信念を運用している現在の悩みや困っていることを聞き出す

・なぜその信念で上手くいってないのかを考えさせて問題点を明確にする

・新しい信念を提案する(自分のストーリーや第三者話法を必ず使うこと)

・新しい信念が正しいことを正当化するデータを出しまくる(Bという方はこの信念に変えてから売り上げがN倍になっています。他の方も。。。)

・相手が信念を変えたら報酬を与える(めちゃくちゃ褒めたり、成功者の道にようこそ的な雰囲気をだす)

 

ラポールがあっても、いったん相手の信念を受け入れることだけは忘れてはいけません。

信頼の構築には時間がかかりますが崩れるのは一瞬。

お客様は草食動物なんです。

 

奈良公園行ったことありますか?

あそこの鹿は警戒心ないように見えますし実際そういう鹿もいますが、あまり人がいない奥の方にいる鹿は普通に警戒心高いです。

鹿せんべいでよってきますが、食べる時もギリギリまでこちらに首を伸ばしてきて、こちらが頭に触れようとするとバックステップする。

しかもそれを追いかけるとものすごい早さで逃げる。

わかりにくいかもですがそんな感じですお客さんは笑

まずは安心させないといけないし、安心したように見えても動物と同じで完全に懐いてるわけではないです。

なので教育かけるときも注意が必要です。

 

 

今回は教育について書きました。

何度もいいますがラポールあるのが大前提です。

 

次回はいよいよクロージングになりますが、ここまででお客さんはもう買うかどうか決めています。

なのでクロージングよりもここまでの内容をしっかり抑えましょう。

 

今回は以上です。

5/17日記 努力しない不思議とエゴ

今回は日記みたいに思ったことを書こうと思います。

 

なのでわかりやすさは考慮していませんのでご了承ください。

 

今日久しぶりにサウナに入ってバチバチに整ったのでそこで思ったことを書きまくります。

 

まずはサウナが大事であるということ。

エネルギーが下がって作話をしまくってるときや、調子が悪くて感情が乱れているとき、紙に書き出してもなかなか気持ちの整理がつかなかったりします。

本当に大事なものを見ようとしても、その見ようとするときですら曇ったメガネで見てしまうので見えなくなる。

この時にサウナはマジで効果的。

自分の中にある邪念を全て吹っ飛ばして、本来大切なものが見えてきます。力技ですね笑

感謝の心や、人が善良であるという前提、求めるべきはステータスではなく能力ということを。

そして、本来の自分の気持ち。

自分の本心や、今1番身につけるべきことを気づかせてくれます。

細かくいうと、いったん自分の中の思考が全て吹っ飛んで綺麗な状態になるので、優先順位の高いものが勝手に浮かび上がってくる感覚ですね。

で、自分を苦しめてる細かいしょうもない感情やレッテルは消し去られる感覚。

最高です。

 

僕は自分に勝手に「できない人間」というレッテルを貼っていたことに気づきました。

営業で周りが成約を決めている中、自分は対して契約を取れずに落ち込む。

落ち込んで何か行動するかといったらせずに、「ほら、俺なんてどうせ」とエネルギーを下げて終わり。

でもサウナで整ってるときに思いました。

普通に悔しい。ってかおかしい。

エネルギーが下がってると奥底にある感情すらわからなくなるので、自分の本音を知れたと思ってます。

めちゃくちゃいやだ。

能力がないと良い生活なんてできないんですよ。

 

フリーランスはまじで能力ゲーム。

能力ないやつや利用価値のないやつは消される世界です。

嘘や作り話が一切ないような綺麗な世界ではなく、みんなが我こそはとエゴを持ってる世界。

 

前提が違っていました。

完全に会社員のマインドでこの世界にきてしまっていました。

サウナは色々発見できていいですね、1つ大きな前提が変わりましたもん笑

しかも今書いてて変わりました。

 

あ、それでですね、タイトルにある「努力しない不思議」というのもこれと繋がるなと思いました。

僕は正直営業で他の人が成約出してるのが気に入らないし、負けた気がしてしまっていましたが、じゃあ勝つための努力をしたかというとしてませんでした。

いや、努力しないといけないのはわかってるんですよ?

なんでしないのでしょうか?

読んでくださってる方の中にも、努力しなきゃいけないのはわかるがどうしてもできないって思ってる方いませんか?

僕この不思議をずっと考えてたんです。

整いながら。

「努力しない不思議」についてですね。

なんでわかってるのに努力しないんだろう。

なんで体が動かないんだろう。

「やりたい」ではなく「やらねば」の思考になるんだろう。

 

それがやっぱり、根底にある「会社員マインド」かなと思ってました。

そもそも会社員じゃなかった笑

それに気づけていなかった。

業務委託の組織メンバーだと思っていたが、そんなこともない。

要はやらないなら消されるだけだし、やれば将来の大きなリターンになる。

これがわかっていなかった。

やらなくてもなんとかなると心のどこかで思っていた。

自分に能力がなくても、誰かがなんとかしてくれると。

前提が違っていました。

この前提に気づくまでに9ヶ月ほどかかりました。

去年の9月に独立して今気づいたんです。

 

そして、フリーランスの世界を生き抜くにもう一つとても大事なのがエゴ。

エゴです。「俺が俺が」の精神。

周りを蹴散らすくらいの勢いでいいんです。

ただし、見下す発言はダメですよ。

周りから可愛がられるのも能力です。

内心どう思っててもいいんです。

あざとくても相手を気持ちよくできる人が上に引き上げてもらえます。

 

常に目的を見失わないことです。

目先の意見のぶつかりあいで気に入らない方があったとしても、そこでわざと負けることによって相手が自分の思い通りに動いてリターンを得られるならいいじゃないですか。

最後に勝つためにいったん負けておく。

これも大事。

 

日記感覚で書いたのでまとまりがないですが今回は以上です。

営業における成果の出し方【商品説明】

今回は商品説明について書きます。

 

ラポール形成とヒアリングの次はお客さんに対して、自社の商品がいかにピッタリかを説明するフェイズに移っていきます。

 

相手の現状と理想の間に橋をかけてあげるときです。

 

そして、その橋を渡る決断をさせるのが「クロージング」となります。

商品説明はクロージングの前段階となります。

また、商品説明までの段階で大体お客さんは買うかどうかをすでに決めています。ラポールヒアリングが上手くいかなかったら、商品の説明も興味は持ってくれないでしょう。

ラポールヒアリングはそれくらい大事なのです。

しかし、ラポールヒアリングがしっかりできているわけではなくても、そこでのマイナスがゼロの場合はこの商品説明で大きく動かすことができることもたまにあります。

 

東京03の「アニバーサリーウォッシュ」というネタで、店員は微妙だけど「商品は良いから買うよ」に対して「売らねえよ!」っていうネタがあります。(めっちゃおもしろい)

 

そう、「商品はいいから買おうかな」っていう人もいるんです。

ここで一気に勝負をかけることも可能です。

 

そんな感じでここもとても重要なパートなので、しっかりと磨きをかけていきましょう。

 

⚫︎イケてる商品説明とは?

商品説明と言っても、ただ資料や台本を読むだけでは

だめです。

ラポールヒアリングがかなりできていればそれで売れることも全然ありますが、もっと確度を高めるために商品説明もしっかりしていきましょう。

 

では、イケてる商品説明と、そうじゃない商品説明の違いはなにか?

 

それは「相手ごととして説明できてるかどうか」です。

どういうことか?

商品が相手の生活にどう役に立つのかという視点でお話をしていくのです。

 

MacBookを売りたい場合

・〇〇さんカフェで作業されると言ってましたが、大きさ的にあんまり幅とらないので、隣の人とかそこまで気にする必要ないです。

・大きいパソコンとかカフェで広げると目立つと思うんですけどMacはちょうどいいサイズで見え方もすごいスタイリッシュなんですよね。

・〇〇さんの場合お仕事で使われるとのことなので容量はあるに越したことはないですね。忙しいときとかってデータ使用量多くなると思うんですけどこれからもっともっと仕事頑張るって時にMacが動き悪くなったらきつくないですか?

など

 

ポイントは「〇〇さんの場合は」です。

 

相手が商品を使っているところにこちらが臨場感を持ってイメージし、相手にも伝えてあげましょう。

 

この商品はこういう時に役に立つんですっていう誰でもできる説明なら、営業マンはあなたである必要はないです。

機械にやってもらったほうがいいでしょう。

相手が喜んで商品を買ってくれる、そしてあなたも成果をあげられる。

 

これならWin-Winじゃないですか?

こういう営業をしていきましょう。

 

⚫︎商品説明における注意点

1つだけ、商品説明における注意点があります。

それは「この商品ぴったりですね!」とはこちらからは言わないことです。

押し付けてる感じがして、それだけでエネルギーを下げてしまう可能性があります。

 

ぴったりかどうかは相手が決めること。

相手が「ちょうどそういう機能を求めていたんです!」とか言えば話は別です。

僕は仮にそう言われても「あーでしたらちょうどいいかもしれないですね」と伝えます。

押しすぎない。

背中は軽く押すだけで、最終決断はお客さんです。

 

今回は商品説明について書きました。

次はちょっと番外編で「教育」について書きます。

 

営業における成果の出し方【ヒアリング】

今回はヒアリング(悩みの深掘りと理想の具体化)について書きます。

 

ヒアリングについては僕は本当に苦手でした。

話が分散しまくったり、成約に必要のない質問をたくさんしてしまってたからですね。

それで時間だけ長くなり、お互いのエネルギーがなくなって相手も話に集中できなくなり、後半に刺さる内容を言っても相手にあまり響かなくなってしまう。

こんなことで見込みリストを落としまくりました。。。

メンターにはボコボコにされ、再起不能寸前でした。っていうのはさすがになかったですが、見込みリストをたくさん落としてしまってたかもしれないと思うと本当にもったいないです。

それが自分の信頼、実績、収入につながるわけなので。

 

ヒアリングが苦手ってことはそもそも会話が下手ってことなんですよね。

なので日常会話でも「変わってるな」「話してて違和感」って思われてしまっている可能性があります。

そうなると相手からも「よくわかんないこの人」っていうラベルを貼られ、深くお互いを知るということがなくなってしまいます。

話がズレるのでストレス溜まるんですよね相手からすると。

実は僕の場合これが原因であんまり人間関係が得意じゃなかったです。

人と仲が悪くはならないけど、良くもならなかった。

たぶん会話が圧倒的に下手だったんでしょう。

「なんでその質問?」「それ聞いてどうするの?」みたいなことが多かったんだと思います。

日常会話でも営業でも、綺麗に話を繋げられるようにするために、ヒアリングは必須のスキルなので磨いていきましょう。

 

⚫︎ヒアリングの目的

では、ヒアリングはなんのために行うのか?

結論、「悩みの深掘りと、理想の具体化」です。

それぞれ説明します。

 

◆悩みの深掘り

ここでは「嫌がらせ」を目的としましょう。

バカにするとか見下したりして不快感を与えるわけではありません。

「このままじゃ絶対嫌だ」と思ってもらうのです。

 

大前提お客さんは営業を受けにきている時点で何かしら悩みを抱えています。

訪問販売の場合、話を聞いてくれる時点で悩みがある可能性があります。

 

ここで大事なのは、その悩みを持ってることで抱いている感情を引き出すことです。

 

嫌だ、悔しい、悲しい、寂しい、しんどい、辛い、うざい、だるい

などなど

 

悩みの根底にある感情を相手の口から言ってもらうようにしましょう。

これやられるとわかるんですけどけっこう言葉にしている感情どおりに気持ちが動くんですよね笑

新人のロープレをしているときでもそうなったので、実際にお客さんとしてきている方はもっと感情が動くと思います。

 

あとは、相手の思っていることを言語化してあげるのもいいです。

そのときプラスアルファも加えてさらに嫌がらせにいってもいいでしょう。

 

例えば

お客さん:なかなか行動に移せなくて。。

営業マン:めっちゃわかります。特に最近行動が大事って言われてますがこっちからすると「わかってるよそれは!でも行動に移せないから悩んでるんじゃん!」って感じですよね笑

お客さん:そうそう!

営業マン:いやーわかりますよ。僕の場合25歳の時に仲良い友達が1年前と比べて収入が3倍になったってことがあったんですよ。1年前までは一緒だったんですよ!?自分が行動しない間にもどんどん周りは結果を出して人生変えてるって思った時僕めっちゃ悔しくて。

 

太字の部分がプラスアルファです。

相手が自分で認識していない嫌な要素を突いていくんです。

「うわ、確かに考えてみたらそういう面もあるよな!嫌やわー」ってなるわけです。

 

悩みの深掘りではとにかく相手に現状を嫌だと思ってもらうことが大事です。

 

◆理想の具体化

次に理想の具体化です。

相手の理想の未来を細かく言語化してあげて臨場感を持ってもらうことになります。

ルータイスというコーチングにおける世界的権威のような方の言葉で、「相手の成功に相手以上に臨場感を持つこと」というものがあります。

これは非常に重要な考え方です。

 

相手の成功してる姿をめちゃくちゃイメージしてあげてください。

成功している相手は何をしているのか?

どんな言葉を使っているか?

周りにどんな人間がいるか?

など、具体的にイメージしてあげるんです。

そうすると臨場感が湧いてきます。

 

例えば彼女が欲しい人に恋愛コンサルを売る場合

・些細なことで盛り上がれるの楽しいですよね。

・お泊まりとかしたときに朝起きて隣にいるのとか幸せ感じますよね。普段見れない寝顔とかも見れるし、かと言って見てるのバレたくないしなんか気まずいからマジマジとは見ないけどかわいいなーとか思ったり。

・夜ちょっとコンビニ行こうってなってダル着にサンダルで近くのコンビニ行ったり。

・お酒飲んで酔っ払って気づいたら朝になってて「気づいたら寝てたねw」みたいな会話したり。

・相手のためにと頑張れたおかげで仕事もできるようになったり、おしゃれも覚えたし。

 

のような感じで超具体的に相手の成功に臨場感を持ちましょう。

相手の仕事のことよくわかんない場合、ラポール形成の時に聞きまくりましょう。

こっちが少し臨場感持てるくらいまで聞いてください。

どんな時やりがいを感じで、どんなときしんどいのかなど細かく聞いて、相手の成功に臨場感を持てるようにしましょう。

 

⚫︎解決しなくていい

ヒアリングもしくはその次の段階で悩みを解決してしまおうとする人がたまにいます。

また、ヒアリング段階で教育をかけようとする人もいます。

 

ただ、営業は相手の悩みを解決する仕事ではないです。

あくまで現状と理想の間に橋をかけるだけ。

 

悩みを聞いて「えーそれは辛いですね!」とか理想を聞いて「それは素敵ですね!」という会話をしまくるが、相手の悩みは一切解決してない。笑

でもそれでいいんです。

解決したら売れません。

承認欲で目的を失ってはだめです。

 

目的を常に意識して営業頑張っていきましょう。

 

次回は商品説明についてです。

今回は以上となります。

 

 

 

営業における成果の出し方【ラポール形成】

 本日の仕事が終わり、気温もちょうどいいので近くの広場のベンチに座りながら書きます。

 

今回はラポール形成についてお話します。

ラポール形成は営業において超基本中の基本になります。

いくら説明が上手でお客さんの感情が動いていても、ラポールがないと売れません。

逆にラポールが気づけてれば、上手く行かなかったと思っても売れちゃうこともたまにあります。

勝ちにラポールありの不思議あれど、負けにラポールなしの不思議なしです。(イマイチピンとこないですね)

全ての土台みたいなものです。

建物で言うと骨組みくらい必須なもの。

本当にスーパーめちゃくちゃ超重要となります。

 

⚫︎ラポールとは?

まず、ラポールとはなんでしょうか?

 

ラポールとは

『 「ラポール」とは、心理学の用語で、主にセラピストとクライエントの相互の信頼関係のことで、フランス語で「橋を架ける」という意味から、心が通じ合い、互いに信頼しあい、相手を受け入れていることを表します。カウンセリングをするうえで、最も重要な、コミュニケーションスキルの1つです。』

https://www.hrpro.co.jp/glossary_detail.php?id=84#:~:text=ラポール」とは、心理,スキルの1つです%E3%80%82

 

心の架け橋ということですね。

要はラポールがないってことは信頼関係がないんです。

「この営業マンの言ってることも最もだ。確かにこれは良いサービスだし自分に必要と感じる。でもなぁ。。。」

となって売れないことはよくあります。

最後の「でもなぁ」で落とす営業マンは非常に多い。

もったいなさすぎる!

 

逆にラポールが気づけてると

「なんかこれ良さそうだな。信頼できるこの人が良いって言ってるし買ってみようかな!」ってなるんです。

もちろんラポール以外にも必要なことはありますが、ラポールなければ何しても売れないので最重要事項となります。

 

ではラポールはどう形成していくのか?

 

⚫︎ラポール形成の要素

ラポールを形成するうえで必要となってくる要素をお話します。

 

それは、「共通点」と「相違点」です。

それぞれお話していきます。

 

◆共通点

・趣味

・仕事

・価値観

・考え方

・境遇

・仕草(動作、動くスピード)

・話し方(話すスピード、声のトーン、なまり)

・出身

など

 

自分と相手の共通点が多ければ多いほど相手は自分を信頼してくれます。

 

◆相違点

ラポール形成するうえで共通点が必要と言ったのに今度は相違点が重要ですと言われると少し混乱するかもしれません。

しかし、ラポール形成のうえでは相違点もとても重要になってくるのです。

 

相違点は読んで字のごとく、相手と自分の異なっている点です。

 

・自分はサボり癖があるが、相手は決めたことをきちんとやれる

・自分は初回デートでホテルに誘うが、相手は絶対初回でホテルに行かない

・細かいことはどうでもいいが、相手はかなりこだわる

など

3つしか上げてませんが、自分と全く同じ人間なんていないので、誰に対しても相違点は必ずあるはずです。

てか何もかも自分と同じとか言われたら相手からしたら怖いです笑

もしくは「この人合わせてるなー」って思われて売ろうとしている下心がバレる危険性があります。

 

順番としては

共通点探し

共感

相違点探し

相手にある相違点のことめちゃくちゃ褒める

 

まずは共通点を探します。

共通点を拾って共感し、信頼関係を築けてきたら、相手の価値観に対する質問などをしていくと、相違点が見えてきます。

そしたらそこをめちゃくちゃ褒めてあげましょう。

 

なんで褒めてあげるのか?

意図は2つあります。

・安心感と肯定感を与えられる。

→共通点の話から相違点の話になると相手のマインド的には一瞬抵抗が生まれます。さっきまで共感してくれた相手と価値観がズレてしまったか、間違ったことを言ってしまったかと不安になるからです。

そこですかさず認めてあげることで「この人は自分を認めてくれる!」と思ってもらえます。

 

・返報性の原理でこちらの価値観を認めてくれる。

→相手の相違点を認めてあげることで、返報性の原理が働き、相手もこちらの相違点を認めてくれるようになります。こうすることで、こちらにとって都合の良い価値観を植え付けやすくなります。

なので教育が入りやすくなるんです。

こちらの意見を認めさせることで、価値観を徐々に変えていき、成約に繋げやすくなります。

 

共通点に共感し、相違点を褒めることでお互いが1人の人として認めあえるので、信頼も厚くなります。

共通点だけだとただの気が合う人なので仲良くなって終わりですが、相違点を認め合えると尊敬も入ってくるのでバチっとラポール形成ができます。

 

今後の営業はこれだけを意識してみてください。

 

次回は「悩みの深掘りと理想の具体化」について書きます。

 

今回は以上です。

 

営業における成果の出し方【営業とは】

これから数回に渡り営業における成果の出し方について書きます。

 

今回は、「営業とは?」という内容についてです。

 

⚫︎役割を理解する重要性

営業をするうえで、営業という仕事についての理解がまずは非常に大事になっていきます。

例えばサッカーで自分がどういう役割なのか、何をするべきかもをわからずに、テキトーにやっているとチームが負けてしまいます。

バックの人間がずっと攻め続けてたらどうでしょうか?

誰が守るねん!ってなると思います。

でも多くの人がそれをやってしまっているんですよね。

役割が多すぎるとやることも増えてパンクしてしまう。

1人に負荷がかかり、その人のところで循環が悪くなり結果としてチームが崩れて負けてしまう、組織でいうなら顧客からクレームがきてしまう。

なのでまず自分のポジションと役割、やることを理解する必要があります。

そして、それに専念する必要があります。

 

⚫︎営業とは?

では、営業とはどういったことをするのでしょうか?

 

結論を先に言うと、営業とは「お客様の悩みを明確化し、理想の未来への橋をかける」こと。

これが役割なのです。

 

現状があり、間に川があって向こう岸に理想の未来が広がっている。

その理想の未来への橋をかけてあげるというのが営業です。

 

これが役割なので、逆に言うとこれ以外やる必要はありません。

 

ただ、中には違うことをしてしまう人もいます。

例えば

ティーチング

コーチン

・接客

コンサルティング

など

これらをやっても営業で売れるわけがありません。

営業中にお客さんの悩みを解決する必要はないですし、お客さんが成長する必要もないです。

お客さんが現状の悩みをしっかり理解し、そのうえで理想の未来に行きたい!!という状態になったときに商品という「橋」を提供する。

これだけです。本当にこれ以外やらなくていい。

 

先ほどのサッカーの例えを再度使いますが、バックというポジションで活躍したければフォワードをやる必要はないんです。

 

まずは大前提、営業とは何かということについて理解をしてください。

 

今回は以上です。

次回は営業の基本中の基本となる「ラポール形成」について書きます。