今回は目的に最速に向かうためには何が必要なのかについてお話をしていきます。
抽象的な内容となりますが、非常に重要なこととなるのでしっかり理解していきましょう。
まず前回、目的を決めることと目標設定についてお話しました。
目的についてはコンフォートゾーンの設定、目標については日々の具体的なアクションについてお話をしたと思います。
⚫︎目的地に最速で行ためには
前回の例えをそのまま使いますが、東京から京都に最速でいくにはどうすればいいでしょうか?
ここで重要となってくるのが「手段」と「手段の期待値」です。
⚫︎手段
京都に行くために考えられる手段としては
・徒歩
・自転車
・車
・バス
・在来線
・新幹線
・飛行機
などが挙げられます。
⚫︎手段の期待値
・徒歩→無料だが、体力をかなり使ううえに数日かかる。
・自転車→自転車を持っていれば無料だが、体力をかなり使ううえに数日かかる。
・車→1日でいけるが、お金がかかるうえに新幹線や飛行機に比べ時間がかかる。
・バス→車と同様
・在来線→車、バスと同様
・新幹線→お金は他の手段に比べてかかるが、早く快適にいける。
・飛行機→時期やタイミングによって新幹線に比べると値段は下がるが安くはない。乗り換えで疲れる。
どうでしょうか?1つの要素だけではなく、金額や時間などの全ての要素を総合評価した場合に、京都となると新幹線が1番最適な手段ではないでしょうか?
このように手段にも期待値の違いがあります。
目的地を決めたらまずは手段を考え、その次に期待値の高い手段を選んでそれを運用するのが、1番最速で目的地に近づけることになります。
⚫︎手段の質
期待値の高い手段を選んだら、次はその期待値の高い手段の質について考えます。
新幹線の東京ー京都間の最高速度は285キロです。
もしこの速度が、新幹線がなんとか頑張って出せる限界の速度で、普段はこんな速度を出すなんてありえないとかだったらどうでしょうか?
車体はガタガタ揺れ、景色がすぎるスピードも尋常じゃなく速い。さっきまでとはまるで違う速度。
不安になりませんか?
ちょっとのカーブで脱線するんじゃないか?
消費電力やばくて故障するんじゃないか?
など危険度が上がると思います。
とても長くは続けられない状態。
これは人間の全力早速と同じですね。
逆に、285キロが余裕で出せる速度で、走り続けてもなんの支障もないとしたらどうでしょう?
安心できるし続けられますよね。
つまり、良い手段=継続できるもしくは継続したほうがいい手段
となります。
テスト勉強も間際にやるよりは普段から勉強をしておいたほうが今後の期待値は高いです。
営業も「たまに爆発的に売れるけど普段はあまり売れない人」よりも「安定して売れている人」の真似をするのがいいです。
安定して売れている人の真似をしつつ、改善策があればブラッシュアップしていくイメージ。
そう、期待値の高い手段を選んでそれを磨き続ければ最速で目的地に行けるということです。
これは人生でも言えます。
・どんな考え方で生きるか?
・どんな発言をするか?
・どんな行動をとるか?
・失敗した時の対処法は?
・失敗しないためには?
自分という人間の知識、経験、スキルを手段として目的地に効率よくいけるようにするのが、人生で充実感を感じるうえで非常に重要と言えます。
今回は目的地に最速で行くために必要なお話をしました。
自分の手段を日々見つめ直し、改善して安定かつ早く目的地に向かっていきましょう。
今回は以上です。
次回は、目的決めとエネルギー循環についてお話します。