今回は「エフィカシー」について書きます。
自己啓発やコーチングについての発信が増えた最近だと、エフィカシーという言葉を聞いたことがある人もいるのではないかと思います。
エフィカシーとは、自己効力感のことです。
ん?自己肯定感と何が違うんだろうと思いましたか?
自己肯定感というのは、自己受容に使い感覚ですね。
「60点でもそれでいいんだ。ここから頑張ればいい」
「愛されているし、満たされている!幸せだ!」という感覚です。
要は自分自身の存在を肯定してあげるようなイメージです。
自己効力感というのはすごく簡単に言ったら「自信」に近い感覚です。
「自分には価値がある」「俺ならできる」と言った、どちらかと言えば能力や影響力に対して使われるイメージです。
自己効力感にも種類があります。
・自己統制的自己効力感
自分の行動に対する自己効力感です。
自己のコントロールや、やるべきことをやり切れるという感覚、自分ならこの課題をクリアできると思うことができます。
・社会的自己効力感
人間関係に関する自己効力感です。
人と仲良くなれる、人を楽しませられる、コミュニケーションが得意だと思うことができます。
・学業的自己効力感
新しいことを学ぶ際、自分なら理解できると思ったり、勉強をちゃんとすれば自分ならきちんと習得できると思えることです。
コーチングのプロである苫米地英人さんいわく、エフィカシーについて本気で学ぶとなると半年はかかるらしいですが、今回はそこまで深くは伝えませんし、僕もそこまで深くは知りません。
しかし、このエフィカシーというのは人生を気持ちよく生きるためにめちゃくちゃ重要だなと思っています。
エフィカシーが高いと、課題に取り組むスピードやクリアするスピードが早くなりますし、コミュニケーションも上手にとれて、相手に自信と安心感を感じさせることができます。
そして、学習にも前向きになれるので、様々なことに興味を持ち、知識が増えるスピードも上がります。
人生イケイケモードで進むことができます。
なぜエフィカシーがあがるとそうなるのか?まで言語化するとそれこそ本一冊ができてしまうくらいなので、このあたりは「あーたしかにエフィカシー上がったら楽しいだろうな」くらいに思っておいてください。
では、次にエフィカシーのあげ方についてお伝えします。
それには3つあり、
・自分との約束を守る
・人との約束を守る
・自己決定を曲げない、後悔しない
があります。
それぞれ見ていきましょう。
・自分との約束を守る
これは、やると決めたことは必ずその日中にやるということです。
できないと「自分には能力がない」と無意識に感じてしまいます。
言い訳なんてしたらもうおしまい。
繰り返すとそれが癖になり、自分のやることに確信が持てなくなります。
結果として新しいことに挑戦しようとしても「自分じゃできなさそう」と思ってそもそも挑戦をやめてしまったり、挫折という選択をとって「ほらね、無理じゃん」とさらにエフィカシーを下げるようになります。
負の雪だるまの小さい玉ができるようになります。
自分の発言、行動に自信が持てなくなり、それが顔つきとなり、覇気がない人間になります。
・相手との約束を守る
相手との約束を破れば、当然相手から信頼されなくなりますし、繰り返すと「自分は信頼されない」という前提意識ができあがり、相手からの信頼を得ようと無理をして、嘘をついたり、ごまかしたりします。
本来の自分よりよく見てもらおうとする行為が出るようになります。
その違和感は必ず感じ取られ、相手が違和感を感じ取って自分に壁を作る感じをこちらも感じ取り、結果として両者にとって大きなマイナスとなります。
・自己決定をすぐ曲げない
例えばチョコレートが好きで、頻繁に食べるとします。
でも自分より圧倒的にすごい人が「チョコレートなんて砂糖の塊だし、あまったるくて美味しくない」と言ったとしましょう。
そこで「まあ確かに甘ったるさはありますね」とか言わなくていいんです。
自己啓発系を読みすぎて相手を否定しないという知識が変に活きちゃっているパターンですね。
「え〜でも自分はめっちゃ好きですね!」と言えることが重要です。
相手に合わせまくってばかりだと、相手からしたらつまらないですし、会話がつまらなくなります。
「こいつ何言っても合わせてくるじゃん。機嫌取ろうとしてるのかな?なんかやりづらいな」と感じせ、結局浅い人間関係になってしまい、社会的自己効力感が低下します。
エフィカシーについて話しましたが、自分との約束を守れというのが結論になりますね。
逆に自分との約束を破ってしまった場合、それは本気で危機感を持った方がいいです。
マイナスの雪だるまを生成してしまったことになりますからね。
それを転がし続けてしまったら、年をとった時にさらにしんどくなります。
頭が柔軟なうちから、エフィカシーを上げていく努力をしましょう。
今回は以上です。