自覚を深める

今回は「自覚」について書きます。

 

前回自覚という言葉を出しましたが、これを深めていくことで大きな気づきを得たり、前に進むことができるようになってきます。

 

「自覚」と聞いて何を思い浮かべますか?

僕はよく小学校高学年になったときとか、中学生、高校生、受験期とかに聞いていたのを思い浮かべます。

 

「もう大人であることを自覚しなさい」

「下級生が見てると自覚しなさい」

「受験生であると自覚しなさい」

 

要は「気を引き締めろ」ってことかなと思ってました。

 

正直聞いてもあんまり響かなかったです。

自覚を持てと言われてもそれで気が引き締まったことなんてありませんでした。

 

それでもなぜ今回「自覚」と言う言葉をお伝えしようと思ったのか?

自覚が人生において、現実を前に進めるうえでとても重要なことであると気づいたからです。

 

直視ができていても自覚がないとなかなか前に進めないと気づいたからでもあります。

 

散々直視について書きましたが、今回自覚という言葉が出てきたので、まずはその違いからいきましょう。

 

⚫︎自覚と直視の違い

僕はこのブログで「直視しましょう」とこれでもかってくらい書いています。

 

自覚と今が似ていると感じる人も多いと思いますが、僕の中では明確な違いがあります。

 

僕の言う直視は、簡単にいうと「現実を見ましょう」ということです。

それに対して自覚は「現状を感じましょう」という意味になります。

 

もっとわかりやすく書きます。

 

【直視】

直視の場合、「事実」を見ていくことになります。

「こう見られたい!」「こうであってほしい!」などの希望的観測を一切排除してです。

・今月の売り上げはどれくらいか?

・今日どんな作業を何時間したか?

・借金はいくらあるのか?

・今の収入は?

・月どれくらい利益になっているのか?

・罪悪感とか後悔を感じていても、事実としてやってしまったことには変わりない

・憶測なのか?事実なのか?

など

 

感情を排除した事実ですね。

これを見て受け入れることで危機感を感じることも多いでしょう。

直視は自分にとって都合の良い解釈がなくなるので非常にいいですね。

 

【自覚】

先ほど自覚は「現状を感じること」だとお伝えしました。

感覚の話になるので、以前の僕みたいに頭で考えすぎてしまうと少し受け取り難いかもしれません。

 

自覚と言っても何を自覚すればいいんだって思うと思います。

 

まずは「生きている」という自覚をしましょう。

もっと言うと、「自分の人生を生きている」という自覚です。

わかりづらいですよね。感覚の話なので。

物理的に見たら人間みんな自分の人生を生きていますし。

僕もそう思っていたのですが、最近「生きてるな」「死んでるな」っていう感覚がやっとわかってきました。

 

◼︎生きていると感じる時

・目的、目標に向かって勉強や作業をしている時

・運動、ゲームなど何かに夢中になっている時

・人と感情を分かち合っている時

・自覚、直視して危機感持った時

・脳みそ振り絞っている時

など

 

◼︎死んでいると感じる時

・無駄にSNSを見ている時

・過去を振り返っている時

・99%起こり得ないことに心配をしている時

・他人を羨んでる時

・人を責めている時

など

 

この感覚わかりますか?

言葉にすると、自分のコントロール外のことに焦点が当たっていたら、僕の中では死んでいます。

ちなみに言葉にするのはわかりやすくするためであって、例外を見つけたり場合分けをするためではないです。

 

話を戻します。

人生において、生きている時間をどれだけ増やすかが、充実感や幸福度に大きく影響しています。

死んでいる時間が多い人は、自分がコントロールできないことばかりに目を向け、他人を責めたり環境に文句を言うようになります。

 

どちらが人としての魅力を感じるか、言うまでもないですね。

 

「死んでいる」と自覚できると、生きた行動に切り替えることができます。

 

次に、「周りの助けがあってこそ今の自分が存在する」という自覚を持ちましょう。

営業であればお客さんがいないと自分の収入はないです。

会社を作ってくれた人がいなければ、採用してくれた人事がいなければ、採用されるような人間に育ててくれた親や先生がいなければ働くこともできません。

 

親への感謝は人によっては課題になるのではないでしょうか。

「産んでくれと頼んだ覚えはない」「生まれてこなければよかった」と思う方もいると思います。

僕も正直言って親の機嫌伺ったり、親の敷いたレールを歩むようにされたりもしたので、感謝できるかと言ったら首をかしげることもあります。

 

でもやっぱり楽しいことをしていたり、嬉しいことを感じられるのは親が存在していたからなんですよね。

そう考えると感謝も自然と湧いてきます。

そして、もっと自覚を深めていくと「両親にも両親がいた」という自覚が出てきます。

鎌倉時代まで遡ると、親の数は兆の単位になるそうです。

つまり、数ある先祖のうちのどこかで、おじいちゃんがおばあちゃんを口説けていなかったら今の自分は存在しません。

そう考えたら自分が生まれたのって奇跡ですよね。

 

若干話が逸れましたが、僕らは常に誰かの助けがあって生きています。

自覚しましょう。

そうすると、少し「貢献しよう」という感覚が出てくるのではないでしょうか。

 

自覚がどうしてもできないと言う場合は、もう力技で自覚しましょう。

何度も「ハアアアッ!」って言って自分に刷り込むんです笑

何度も何度も刷り込み、そして人にも伝えまくりましょう。

アウトプットを繰り返すんです。

そうすればいつしか自分でも心の底から思えるようになります。

 

要はスキルが身につくのと一緒なんです。

スポーツとかでも一度身についたスキルはそう簡単に腐らないはずです。

やり方という知識を身につけ、それを実践というアウトプットをしまくったら染み込んでいきますよね。

 

今日から自覚の必要性とその素晴らしさをアウトプットしまくってください。

独り言でもいいです。

 

自覚を深めて、エネルギーマシマシで進んでいきましょう。

 

今回は以上です。